石川県民にとって、3/14は一生忘れられない日となるでしょう、新しい記念日として後世にまできっと語り継がれること思います。北陸新幹線金沢―長野間開業の日です。3/14に夜に診療の後金沢駅に行ってきたのですが(単なるミーハーです)21時過ぎてもこれまでに見たことのない人がいて、大変に賑わっていました。朝の新聞紙面の号外に近い編集や、テレビ関係では特別番組が民放各社目白押し、それも2部構成の会社も、力の入れようが違います。かつてここまでの特番構成はあったでしょうか?金沢から東京へ行くのが大変便利になることは大歓迎です。今まで学会、講習会などで上京しようと思ったら遅くても19時30分くらいだったかな?、のしらさぎに乗って米原回りで東京着が0時近くになります。飛行機では小松空港発20時頃が最終なので、遅くても自宅を19時前には出ないといけないので、診療終了時間を繰り上げが必要です。新幹線なら18:30最終受付の診療を予定通り終えて、院内清掃、滅菌等の後かたずけ、スタッフの帰宅を待ってでも余裕で東京に行けます。そうういう意味では金沢東京間の1時間20分の短縮はとても大きいですね。個人的には旅行で利用するのであれば(遊びに行くので行く道中も楽しいので)時間の短縮はあまり必要性は感じないのですが、行き先の選択肢が増えることはうれしい限りです。私も県民と同じで新幹線開業は大歓迎ですが、整備新幹線だからなのでしょうか、スペック的にはやや物足りなさを感じます。最高時速260kmなのは東海道、山陽、東北各新幹線と比較して物足りなさを感じます。東京金沢間は約500km弱だったと思います。単純にノンストップで走れば2時間かかりません。もちろん東京大宮間の速度制限や、駅に停車する際の減速は必要なので2時間を切ることまでは求めませんが、もう少し時間短縮してほしかったと思います。新潟に住んでいた時は上越新幹線をよく利用していました。25年以上話ですが、新潟東京間は2時間を切る新幹線が今よりは多かったと思います。現在ではより多くのお客さんを乗せないといけないので、ほとんど各駅停車並みの運行形態になり、かつ最高時速が240kmに引き下げられております。新潟は東京へ行くのに飛行機の選択肢がないので、高速バスがありますが少数派で事実上新幹線の独占状態です。なのであえて速度アップをしなくても、速達型の運行形態を行わなくても新幹線以外には選択肢は無いのです。今後小松羽田便がもしも廃止されたら同じことが考えられます。JRも利用者を確保しないといけないし、難しい問題ではありますがなんとか克服してほしい。ストロー現象で東京一極集中や各沿線の発展、衰退などこれから予測が困難な課題も出てくるかもしれませんが、北陸の過熱ぶりが一過性で終わらいように行政の今後の対応策にも期待します。