10月18日(土曜日)にお休みを頂きまして2つの学会に参加してきました。
18日は千葉県幕張で日本口腔外科学会、19日は神戸で日本歯周病学会です。堅苦しい学会報告はつまらないだろうと思い旅行記風にまとめました・・・。
土曜日予約の患者様には大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
17日(金曜日)診療時間を少し早めに終了し本当は18:23発はくたか号に乗りたかったのですが時間的に厳しく、金沢発18:51のしらさぎ号で米原経由で東京へ。
関東へ向かうのはほくほく線経由が大多数と思っていましたが、米原で新幹線に乗り換えるお客さんが結構多いのにはびっくりしました。乗り換え時間は15分くらいでしたが、ホームでひかり号を待っているとのぞみ号が数本通過していきます。
新幹線の通過なんて上越新幹線では見たことなく、結構な迫力です。
速さと、轟音とに圧倒されました。乗ると大変快適で静かなのですが、外から見るのでは大違いです。
東海道新幹線N700Aはとてもきれいでした。いつもは設計の古いMaxとき号ばかりだったので新しい北陸新幹線E7/W7には大きな期待がかかります。
東京で京葉線に乗り換え海浜幕張へ、23:30を超えていたのですが、東京駅は人が大変に多い。まっすぐ歩くと人にぶつかりそうで田舎者丸出しでした。
学会会場は幕張メッセで宿泊ホテルは近隣のホテルを予約しました。
駅から徒歩でホテルへ向かいましたが、駅を離れるごとに明かりが少なくなり本当にホテルがあるのか多少不安に。
まあ日が変わろうとしている時間が時間ですから人通りが少なくて当たり前ですが。ホテルへチェックインして就寝へ.
ホテルの好意でグレードアップして頂き短い時間でしたが快適に過ごせました。
18日は朝9:00から学会参加へ。
シンポジウム「歯根端切除術Up-to-date」を聞いてきました。
口腔外科の臨床は手術を伴う治療や入院管理下で行われる治療が多いですが、歯根端切除術は外来手術がほとんどで開業医でも比較的頻繁に行われております。
歯の根の先に膿がたまってしまう疾患で、根っこの治療だけでは治癒しない症例に対して外科的に原因を除去する方法です。顕微鏡を使用し、根っこを3mm切除、3mmの穴をあけてMTAというセメントで埋めてしまうと予後がいいとのことです。
学会会場では、勤務医時代の同僚に声をかけていただき近況を報告し合いました。
どの元同僚も関連病院で頑張っているとのこと。久しぶりの再会でしたので大変うれしかったです。
午後からは神戸へ移動するため再び東海道新幹線に乗りました。富士山が見たいと思っていたのですが、霞んでおり裾野がわずかに見える程度・・・。
そのうち眠くなりうとうとしだし気がつくと日が陰り新大阪をすぎ、トンネルを抜けると新神戸駅でした。
ホテルまでは地下鉄ひと駅。特に急ぐ用事もなく、日も暮れ辺りは暗いですが異人館、北野の周囲を通って徒歩で向かいました。
神戸も都会ですね。人が多い・・・。
おしゃれなお店や建物をきょろきょろ見ながらホテルへチェックイン、周辺で食事をすませ軽く散歩しホテルへ。
19日は神戸国際展示場で日本歯周病学会に参加。開業医の日常臨床ではこちらの学会のほうが向いているのかもしれません。
聞いてきたのは歯周治療温故知新、骨免疫学の最前線、進行した根分岐部病変への治療戦略シンポジウム、特別講演です。
疾患には必ず原因がありそれを考え、EBMに基づいた治療をすべきである。最新の情報収集に努めるべきだと・・・、
骨免疫学は東京大学の整形外科の先生の講演で骨代謝について、難しかったですが最新の知見を述べられていました。さすが日本トップの大学教授の話でとても難しかったです。
休憩時間にその辺をぶらぶらと、
近くには少し前に話題となった理化学研究所もあり、「あ!テレビに出とったとこや!」と心のなかで叫び都会であることを再認識してきました。