夏期休暇に山に行ってきました、と言ってもあまり好転には恵まれなく、お出かけ日和は8/13だけでしたね。奥さんの従弟と沢登へ、昨年初めて連れて行って頂いた岐阜県の沢上谷です。前の週に台風が来てかなり雨が降っていたので、沢の水量が心配でしたが当地周辺はあまり雨が降らなかったのでしょうか?水の濁りもそれほどではなく、若干水量が多いくらいで全く問題はありませんでした。ただ、登っていくと数か所に倒木の跡が・・・、それもかなりの大きさの木で、根っこごと倒され、狭い瀬に横たわっておりそれなりの激流が来たことが予測されます。その雨のせいかあまり気温も高くなく、入渓時は車の温度計で17℃くらい、んー涼を求めてきたのに期待外れ。水温は少し冷たいですがやはり気持ちは良かったです。淡々と登り帰りは高山によって帰ってきました。さて帰宅後写真の整理でもしようと思ったのですが、写真係の従弟からデーターをもらい忘れ、今回は画像なし。またの機会にアップします。

2014年08月22日


結婚退職するスタッフの送別会を兼ねて、7/29と30研修旅行に行ってきました。

前日に北陸も梅雨明けし、快晴の中 車を走らせて能登町の民宿へ。

海がキラキラ。金沢よりもずいぶん涼しい気がします。

 目の前は全部うみ!

おいしいお食事の後にたくさんお話をしたり

みんなで写真を撮ったり

花火をしたり

ジェラート食べたり

とーっても良い1泊2日になりました。

2014年08月10日


食品による窒息年間死亡者は4000人で65歳以上、4歳未満が多い。最近よく聞かれる食事時の子供の質問として①うまく噛めない、②硬い食物を噛むと顎が痛い、③口が開きにくい、④水や牛乳がないとなかなかのみこめない、があるがこれは嚥下障害の1次予防につながっている。子供の咬合・咀嚼能力が低下している要因として食の欧米化がすすみ、カレーライス、ハンバーグ、ラーメンなどのやわらかく噛みごたえのないものや、食物を噛まずに飲み込む傾向があり、さらには食物繊維を多く含み咀嚼筋活動量の多い野菜などが敬遠されていることにある。

乳児は成人の口腔・咽喉頭と比較して口腔容積が小さい、歯がないので咀嚼・食塊形成しにくい、中咽頭が短いので嚥下性無呼吸の時間が短く誤嚥しにくいとされている。食べる力を育てるには、その機能の発達を理解したうえで、適切な時期に咀嚼練習を働きかけることが重要である。生後一年までは哺食から始まり離乳期を経て自食を学習し、生後一年からは食器具を使い様々な食形態を段階的に学習する期間である。哺乳期は生後から生後5か月で胎児期より洋水を使って嚥下の練習をし、原始反射をしている。乳児期の栄養法が母乳栄養か人口栄養価によって幼児期の咀嚼能力は異ってくる。離乳期は初期(生後5~6か月)嚥下運動、丸飲み、中期(7か月)補食運動、送り込み、後期(生後9~11か月)押しつぶし、すりつぶし、が行え、離乳開始のポイントは原始反射が消失していること、くびが据わっていることである。自食期は手づかみ食、器具食べに移行する時期で(生後12か月~)詰め込みやまる飲みするので食べる機能を超えた食事が提供されると誤嚥・窒息事故につながる。窒息予防として一口量は無理なく食べれる量にする、目標は一口30回噛む、口の機能に適した食形態を選択することである。嚥下獲得の発達と減退は対称的に経過するし、このようなことを考慮し慢性期の高齢者歯科医療に栄養士会と共に取り組んでいく必要があると述べた。

2014年08月05日


先日、石川県歯科医師会・石川県栄養士会連携事業・第三回研修会、テーマ「生涯を通じた食べる機能の発達と減退」を聞いてきました。石川県歯科医師会では嚥下運動に力を入れています。嚥下障害とはうまく飲み込めないことで、むせたり、飲みこむことができなかったりすることで、最悪の場合窒息事故のつながり高齢化社会において深刻な問題となっております。運動機能の衰退や、脳神経疾患等により発症しますが、現状よりも安全に口から食事を摂食してもらおうとする動きがみられます。そこで講演の一部を紹介します。

今までの嚥下障害の取り組みについて障害が発生してからの対応が主であったが、今後は嚥下障害になってからでは遅く健康な時から予防を考える必要がある。生涯を通じた「食べる機能」の発達と減退は発達期、維持期、減退期に分けられるが、乳児期に飲み込む運動を学習する順番とは全く逆の順番で高齢者は運動が退化し嚥下障害が発症している。食育とは生きる上での基本であって、知育、徳育、体育の基礎となるものであり、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践するこができる人間を育成することである。

食べる機能とは摂食・嚥下機能である。食べるために重要な機能は乳児嚥下にはじまり生後6か月から徐々に成人嚥下になる。嚥下運動は先行期、準備期、口腔期、咽頭期、食道期の5期モデルに分けられ、また固形嚥下(噛みながら少しづつ嚥下する)と液体嚥下(口に溜めて一気にのみこむ)にも分けられる。誤嚥は咽頭期に起こるがその原因の多くは、唾液と混和した食塊を形成することができなくで先行期、準備期、口腔期にある。食塊形形成は歯と舌の形態および運動が調和することが不可欠である。また歯が喪失すると舌の形態が変化することで不調和な運動になる傾向があり、義歯は重要である。機能と共に五感も重要であり、視覚87%、聴覚7%、触覚3%、嗅覚2%、味覚1%の割合で働いている。視覚は見た目で食欲に大きく関与する。聴覚は気導音(空気を伝わる音)、骨導音(頭蓋骨を伝わる音)を感じ、触覚によって食事を楽しむ文化、嗅覚は香り、戻り香で風味を感じ、味わいの記憶の大部分は風味であり嗅覚の記憶である。味覚は温度の影響を強く受けるので注意が必要である。

2014年08月05日

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