歯がぐらついて自然に抜けた。歯茎が痩せてきた。
CMなどでよく見かけませんか?
ぶつけて折れたわけでもないのに固い歯が抜けてしまうのはどうしてでしょうか。
まず、歯のつくりを見てください。
歯は歯茎から出ている部分(歯冠)と、歯茎に埋まっている部分(歯根)とにわかれています。
歯の芯となる場所には歯髄(歯の神経)が通っていて、神経を守るように象牙質、エナメル質で覆われています(歯冠部)。
歯冠部表面のエナメル質は人間の体の中で最も堅くつやがあり、丈夫にできているので、硬い食べ物もしっかり噛み砕いて食べることができます。
また、歯根部の表面はセメント質と呼ばれ、骨と同程度の堅さのもので覆われています。
エナメル質・象牙質・歯髄・セメント質でできた1本の歯それぞれが、歯根膜によって歯槽骨と呼ばれるあごの骨にくっついています。
つまり、歯槽骨(あごの骨)で歯が支えられているということになります。
ということは・・・
歯が抜けるとは、どういうことが考えられるでしょうか?
②につづく