こちらでご購入いただける子供用フッ素入り歯磨き剤です。(右側)ペーストタイプと(左側)ジェルタイプがありますが、薬用成分のフッ素の濃度はどちらも950ppmです。おおまかに言えば研磨剤入り(ペースト)と研磨剤なし(ジェル)の違いです。
クリニックが保健所の前だということもあり、お子様が保健所で歯科検診をされた後に相談に来られるお母様が多くいらっしゃいます。
皆さん、大切なお子様の歯が虫歯になってしまわないように とても気をつけていらっしゃるようで、
★家庭でのフッ素入り歯磨き剤の使い方を教えてください。
★仕上げの家庭用フッ素はどれですか?
★クリニックでのフッ素塗布の間隔は?
などのご質問をよく受けます。
いろいろな使い分けがあると思いますが、一般に言われていることに加え、当クリニックでの考えもお話したいと思います。
まず、家庭でのフッ素入り歯磨き剤の使い方についてです。
フッ素はエナメル質とよばれる硬い歯の表面にくっつくことで歯を強く硬くします。
300ppm以上という濃度を2分以上保つことで効果的に歯の表面に留まるようです。
みなさんが購入できる日本の歯磨き剤は1000ppm以下に定められていますので、なるべく水や唾液などで薄まらないように
①歯ブラシは濡らさずに使う
②虫歯になりやすい奥歯から磨く
③うがいの回数、水の量を減らす
(厚生労働科学研究班が推奨するのは、約15mlの水で1回のうがいだそうです)
④フッ素後30分の食事や飲水を避ける
ということに注意して磨いてみてください。
続きは次回、お話しますね。