9/17(月)は敬老の日、9/22(土)は秋分の日で祝日のため、休診致します。

かわりに9/19(水)は診療致します。

よろしくお願い致します。

2012年09月10日


 歯が無くなっても、入れ歯やインプラントがある!と思ってはいないですか?

 ライオン(株)が行った、おもしろいアンケートを見つけました。

自分の歯を半数以上失った高齢者男女52人に行ったアンケートだそうです。

 

①“自分の歯を失って悔やんでいますか”

男女合計では83%の人が悔やんでいるようです。もちろん、いいえ(悔やんでいない)や、どちらともいえないという方もいらっしゃいますが、8割を超える方が何か不都合を感じていらっしゃいます。

それではどのような時に不都合を感じているのでしょうか?

 

②“自分の歯を失って感じること”

これは抜けたままで、歯が無い。または入れ歯を入れている方による複数回答だと思われますが、10人中8人が自分の歯でないとよく噛めないと感じています。

 

③“歯を失って食べにくくなった物”は

ガム、いか、するめ、たこ、もち、りんご、せんべい、肉

単に硬いだけではなく、弾力があったり繊維が多いものは食べにくいようです。

 

ではインプラントは?

インプラントは入れ歯に比べると見栄え・食事に関しては良いと思います。

でも良い面だけではなく、費用・体の負担・治療期間(インプラントは埋め込んでからのメンテナンスが一番大切です!)などたくさんの負担があることを知ってください。

 

このアンケートは

「経験者からのメッセージとして自分の歯が一番いいことを知ってほしい」と締めくくってありました。

今 自分に起こっていないことを考えるのはとても難しいことだと思います。

でも、永久歯が抜けて不都合を感じてからもう一度自分の歯がほしいと思っても、もう自分の歯が生えてくることはありません。

「歯が無くなる」ことを経験してからでは遅いので、もう経験されている方が近くにいらっしゃるようなら不都合に感じることを聞いてみるのも良いかもしれませんね。

 

2012年09月10日


①では、簡単な歯の構造を見ていただきました。

歯は、歯槽骨(あごの骨)で支えられています。

この歯の構造で、歯が抜けるとはどういうことが考えられるでしょうか?

 

一つは、事故やけがなどで外から強い刺激を受けた時に、歯が根から折れてしまうということが考えられます。

もう一つは、あごの骨で歯を支えられなくなり抜けてしまうということが考えられると思います。

 

左の絵は健康な歯茎、右は歯周病が進んでしまった歯茎です。

健康な歯茎は、歯槽骨(あごの骨)でしっかり歯を支えています。

一方、右の歯周病が進んだ歯茎は、歯槽骨(あごの骨)が下がっていることがわかると思います。

歯周病が進むと歯槽骨(あごの骨)が下がり、歯を支えられず最終的には歯が抜け落ちてしまいます。

これが歯周病による“歯の自然脱落”です。

歯周病は、単に加齢によるものだけではなく、10代の若い人たちも含め、日本人の8割の方が歯周病にかかっているといわれています。

 

2012年09月07日


歯がぐらついて自然に抜けた。歯茎が痩せてきた。

CMなどでよく見かけませんか?

ぶつけて折れたわけでもないのに固い歯が抜けてしまうのはどうしてでしょうか。

 

まず、歯のつくりを見てください。

 歯は歯茎から出ている部分(歯冠)と、歯茎に埋まっている部分(歯根)とにわかれています。

歯の芯となる場所には歯髄(歯の神経)が通っていて、神経を守るように象牙質、エナメル質で覆われています(歯冠部)。

歯冠部表面のエナメル質は人間の体の中で最も堅くつやがあり、丈夫にできているので、硬い食べ物もしっかり噛み砕いて食べることができます。

また、歯根部の表面はセメント質と呼ばれ、骨と同程度の堅さのもので覆われています。

エナメル質・象牙質・歯髄・セメント質でできた1本の歯それぞれが、歯根膜によって歯槽骨と呼ばれるあごの骨にくっついています。

つまり、歯槽骨(あごの骨)で歯が支えられているということになります。

ということは・・・

歯が抜けるとは、どういうことが考えられるでしょうか?

②につづく

 

2012年09月01日

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