なんぶ歯科クリニック

金沢の(公社)口腔外科学会専門医 歯科、口腔外科、小児歯科

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03/28本日診療日

お知らせ

口腔外科学会2019 札幌

10月26日は診療を休診させていただき北海道へ口腔外科学会に参加してきました。連絡いただいた患者さん、休診と知らず来院した患者さんにはご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

小松から新千歳まで飛行機で行ったのですが、小松空港到着後仕様機の到着が遅れ出発が25分遅れ・・・とのアナウンスがながれ、いきなり出鼻をくじかれた感じ。予約したミニレクチャーに間に合うかギリギリな感じででしたが、ここで焦っても仕方ないので搭乗の時間を待ちます。変更時間通りに離陸し、機長が頑張ってくれたのか予定より20分遅れで新千歳到着、ダッシュで快速エアポートに飛び乗り札幌コンベンションセンターに向かいました。いやー、久しぶりに走った・・。

到着後2時間ほど講演を拝聴させていただき、その日はホテルにチェックインして、就寝。翌日は抗血栓療法と抜歯(小手術)のUP TO DATEのシンポジウムを聞いてきまいた。医科の先生からの講演で、日本人を含むアジア人はほかの人種から比較し脳出血などの出血疾患が約2倍くらい人種的に多いとのこと、白人などでは問題ないことが、アジア人では疾患につながる可能性があるとのこと。ワーファリンを服用してる場合の指標はPT-INRであるが2.6を超えると出血リスクがあるので、おおよそ2~2.6くらいでコントロールするとのこと、それくらいであれば通常の抜歯では休薬の必要がなく、逆に休薬できる状態であれば、そもそも投薬の必要がないのではとおっしゃる先生もいました。まあ、学会なので、少し過激ないいかになるけどと言ってましたけどね。ただ、PT-INR 3を超えるような場合は重篤な場合、もしくは服薬コントロールがうまくいっていない場合、ワーファリンはビタミンKに依存し食事に影響があるとので担当医に確認が必要とのこと。昔は抜歯するときは高頻度でワーファリンやパナルジンを5日くらい休薬していましたが、近年では休薬するリスクのほうが高いので投薬継続下で治療することとしています。また近年、血管内にステントなどの人工物を設置する処置が増加しており、人工物を設置すると血栓誘発リスクが高まり一定期間抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)が必要となる。DAPTでの歯科処置の安全性に関するエビデンスは少なく、今後データー蓄積が必要である。DAPT中では減薬が困難な場合が多いが、ステント設置後1年以上経過すれば減薬できることが多く歯科処置の時期を検討することが必要で、さらに担当医との連携が望ましいとのことでした。

帰りは14時25分新千歳発、午前だけ講演を拝聴し空港へ向かいました。今回は時間の余裕がなく、常にバタバタでグルメらしいグルメも嗜むことができず・・・、来年は名古屋、ひつまぶしが食べたい、無理ならせめて味噌煮込みうどんをたべるぞ—–!と決意し飛行機に乗り込みました。

結局写真はこれだけ・・・、ホテルへ向かう途中の道庁?、

みんな写真撮ってました。